はじめに|「近所トラブル=売却不可」ではありません
空き家を売ろうと思ったときに気がかりなのが、ご近所とのトラブル。
「過去に親が近隣と揉めていた」「空き家の管理を怠って苦情が来ていた」など、少しでも心当たりがあると「この物件、売れないのでは…?」と不安になりますよね。
結論から言えば、近隣トラブルがあっても売却は可能です。
実際にトラブルのある空き家を売却した事例もあります。
本記事では、空き家とご近所トラブルを抱えた中で売却に成功したケースを紹介しながら、売却成功のポイントや注意点をわかりやすく解説します。
近所トラブルの種類と、売却への影響
まず、どのような「近所トラブル」があるのかを整理しましょう。
よくあるトラブル例
トラブル内容 | 売却への影響 |
---|---|
敷地の境界問題 | 売買契約に支障が出る可能性 |
雑草・ごみの放置 | 近隣住民との関係悪化、印象が悪くなる |
騒音やペット問題 | 「過去の住人」へのクレームが引き継がれる場合も |
反社会的勢力や問題住民の近隣居住 | 売却価格に大きく影響、買主の不安要素に |
【実話】仙台市若林区で近隣トラブルのあった空き家売却成功例
■ 物件概要
- 所在地:仙台市若林区某町
- 建物:築43年 木造2階建て
- 状況:母親の死後、5年間空き家
- トラブル:隣家との境界トラブルとゴミの苦情
■ トラブルの詳細
母親が生前、隣家との敷地境界にフェンスを設置したことがきっかけで、「越境している」と訴えられた過去がありました。
また、空き家になってからは草木が伸び、害虫発生などで近隣住民から何度も自治会経由で苦情が入っていたとのこと。
■ 売却までのステップ
- 不動産会社への相談
地元の不動産会社に「トラブルがあること」を包み隠さず伝え、現地調査を依頼。 - 境界問題の一時対応
フェンスを一時撤去、現況測量図を取り直し、買主に説明できるように整備。 - 空き家の簡易清掃と草刈り
最低限の草刈りとゴミの撤去を実施し、第一印象を改善。 - “現況渡し”での販売戦略
「過去にトラブルがあった」ことを告知した上で、再建築・リフォーム希望の投資家向けに販売。
■ 結果
- 約3ヶ月で投資家が購入
- 売却価格:約580万円
- 「周囲にうるさい住民がいる」との前提で購入を検討していたため、大きな値下げ交渉もなく契約成立
近所トラブルがある空き家を売るときのポイント
✅ トラブルの内容を正確に把握しておく
売却時には「告知義務」が発生する場合があります。隠して売ると後に契約解除や損害賠償の対象になることも。
→ 例:「近隣と境界で争いがあった」「騒音に関する注意を受けていた」など
✅ “売却に強い地元の不動産会社”に相談する
近隣関係や地域特性に理解のある不動産会社なら、過去のトラブルを適切に処理・説明し、売却に結びつけるノウハウを持っています。
✅ 管理状態を最低限整える
- 雑草を刈る
- ゴミを撤去する
- 外観を少しでも整える
これだけで、物件の印象が大きく変わり、近隣住民の不満も和らぎます。
トラブルを理由に売却できないと諦める前に…
たとえ空き家にトラブルがあっても、以下のような方法で活路を見出すことが可能です。
状況 | 対応方法 |
---|---|
境界トラブルがある | 測量・一時的な構造物の撤去・覚書の作成 |
ゴミや荒れた庭 | 簡易清掃、専門業者による一時清掃の依頼 |
近隣との関係悪化 | 不動産会社を通して第三者対応で説明 |
トラブルの記録がない | 可能であれば過去の書類・メモ・自治会とのやり取りを整理 |
まとめ|“トラブルあり”でも売却成功の道はある
- 空き家であっても、過去にトラブルがあっても、売却自体は可能
- 隠さずに開示・説明し、第三者のプロを介することでスムーズに進む
- できることから着手すれば、買主にとっても納得の取引ができる
✅ ご相談はこちら|近隣トラブル物件でも、売却成功に導きます
仙台市若林区を中心に、不動産のトラブル相談・売却サポートを行っている株式会社ホワイトハウスでは、下記のようなケースにも対応しています:
📌 境界問題がある
📌 空き家への苦情が来ている
📌 地域の関係が難しくて不安
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