マンションの寿命は何年?「築40年」を境に売却を考えるべき理由

■ はじめに|「マンションの寿命ってどれくらい?」と不安に思ったことはありませんか?

「うちのマンション、もう築40年以上経つけど大丈夫なのかな?」
「古いマンションは建て替えや解体になると聞いたけど、いつが寿命なの?」

不動産売却の相談を受ける中で、こうした声をよく耳にします。

実際に、マンションの「寿命」についてはさまざまな意見があります。
「鉄筋コンクリートは100年持つ」と言われる一方で、築40〜50年を迎えた物件では老朽化や管理不全で売却が難しくなるケースが増えています。

この記事では、マンションの寿命を考えるうえで重要なポイントと、なぜ「築40年」が売却を検討する目安となるのかを詳しく解説します。


■ マンションの寿命は「構造寿命」と「経済寿命」で考える

マンションの寿命は一律に「◯年」と決まっているわけではありません。
大きく分けると次の2つの視点があります。

① 構造寿命(物理的な寿命)

鉄筋コンクリート造の建物自体は、適切なメンテナンスを行えば60年〜100年以上持つといわれています。
つまり、単に「築40年=壊れる」ということではありません。

② 経済寿命(資産価値としての寿命)

建物が物理的に使えるかどうかではなく、市場での価値がどこまで維持できるかを指します。

  • 設備や配管が古い
  • 管理組合が機能していない
  • 修繕積立金が不足している

こうした要因があると、「住みたい」「買いたい」という需要が減り、築40年を境に資産価値が急激に下がることが多いのです。


■ 築40年を境に売却を考えるべき理由

では、なぜ「築40年」が一つの目安になるのでしょうか?

1. 大規模修繕のタイミング

マンションは12〜15年ごとに大規模修繕が行われます。
築40年を迎える頃には 3回目の大規模修繕 に差し掛かり、費用が高額化する傾向にあります。
修繕積立金が不足していると、一時金徴収や値上げのリスクが高まり、買主が敬遠します。

2. 耐震基準の問題

1981年以前に建てられたマンションは「旧耐震基準」で設計されているため、地震リスクや住宅ローン審査で不利になる場合があります。

3. 設備や配管の老朽化

水道管・ガス管・電気設備など、目に見えない部分が劣化しているのも築40年以上の特徴です。
配管更新には数百万円単位の工事費がかかるため、買主にとっては大きな不安要素になります。

4. 買主需要の減少

「築40年超」と聞くと、多くの買主は「建て替えが近いのでは?」と感じ、購入をためらう傾向があります。
売却のタイミングを逃すと、市場価値がゼロに近づき、実質的に「売れない物件」になってしまう可能性があります。


■ 仙台市の実情|築古マンション市場の動き

仙台市内では1970〜80年代に建てられたマンションが多く、築40年以上の物件が増加しています。

  • 中心部(青葉区・宮城野区)
     → 立地の良さから投資用やリノベ需要があり、築古でも売れる傾向。
     → ただし、旧耐震や管理不全の物件は敬遠されやすい。
  • 郊外(泉区・太白区)
     → 車社会に適したエリアでは需要が限定的で、築古物件は売れにくい。
     → 修繕積立金不足が目立つマンションは「買取」依頼が多い。

■ マンション寿命と売却の関係|3つの選択肢

築40年を超えたマンションは「寿命に近づいている」という認識を持つべきです。
そのうえで、売却を検討する際には次の3つの選択肢があります。

① 売却する

立地が良く、管理状態が良好なら、まだまだ市場で売却可能です。
「安く買ってリノベしたい」層に需要があります。

② 買取を利用する

買主が見つからない場合や、早めに現金化したい場合は不動産会社による直接買取が有効です。
価格は相場より低くなりますが、築古でも確実に売れる方法です。

③ 賃貸として運用する

売却が難しい場合、一時的に賃貸に回す選択肢もあります。
ただし老朽化が進むと修繕コストが増えるため、長期運用には注意が必要です。


■ 成功事例|築42年マンションを売却できたケース

仙台市宮城野区の築42年マンション(3LDK)での事例です。

  • 旧耐震基準だが、立地は駅徒歩7分
  • 管理組合が積極的に機能しており、大規模修繕済み
  • 室内は現況のまま販売

結果、リノベーションを目的とした若い夫婦が購入し、売出しから1か月で1,100万円で成約しました。

築古でも「立地+管理状態」が整っていれば、十分売却が可能であることがわかります。


■ まとめ|築40年は「寿命」ではなく「売却を考える分岐点」

マンションの寿命は一概に「40年」と決まっているわけではありません。
しかし、

  • 大規模修繕の負担増
  • 耐震性の不安
  • 設備の老朽化
  • 買主需要の減少

これらの要素から、築40年は売却を真剣に考えるべきタイミングだといえます。

「まだ住めるから」と放置してしまうと、資産価値が下がり続け、売却が難しくなるリスクがあります。
寿命を迎える前に、適切なタイミングで売却戦略を立てることが重要です。


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