「本当はペット禁止だけど、内緒で飼っている…」
「ペット不可なのに、他の住戸も飼ってるから大丈夫だろうと思っていた」
「でも、売却となると…問題になるの?」
このようなケース、実は少なくありません。
ペット不可マンションでペットを飼っていた場合、その売却にはいくつかの法的・倫理的・実務的リスクが存在します。
本記事では、
- なぜペット不可物件の売却が難しいのか
- トラブルを防ぐ具体的対策
- 売却時の告知義務
- 実際に売却を成功させるためのポイント
を、実例を交えながらわかりやすく解説します。
✅ ペット不可マンションとは?その意味と実態
▶ 管理規約で明確に「禁止」とされている
「小鳥や魚はOK、犬猫は禁止」「体重10kg未満ならOK」といった曖昧な規定ではなく、
「ペット飼育禁止」と明記されているマンションでは、犬猫などの飼育は原則NGです。
違反して飼育した場合、規約違反として管理組合から是正措置や訴訟を求められるリスクも。
▶ でも、実際には“黙認”されているケースもある?
多くのマンションでは、
- 住民同士が黙認している
- 管理組合が明確に取り締まらない
- 「昔から飼っている人が多い」などの慣習
という理由で、“実質ペット可状態”になっているケースもあります。
ただし、これはあくまで例外・グレーゾーンであり、売却時には通用しません。
⚠ 売却時に直面する3つのリスク
① 契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)
売却後、買主が「ペットを飼っていたこと」を知り、
「臭いやアレルゲンが原因で健康被害が出た」などの理由で損害賠償請求をする可能性があります。
➡ 特に、ペット不可と知っていて買った買主からすると、重大な告知漏れとされるリスクが高まります。
② 売却価格が下がる可能性
- ペット臭、毛、キズなどの生活痕跡
- 壁紙やフローリングの劣化
- 他の住民とのトラブルの痕跡
➡ これらが買主にネガティブに伝わると、売却価格が相場より数十万〜100万円以上下がることもあります。
③ 金融機関の評価が厳しくなる場合も
金融機関によっては、「違反履歴あり」や「管理組合とのトラブルあり」のマンションは、担保評価を下げることも。
→ 結果として、買主のローン審査に影響が出る可能性も否定できません。
🧹 売却前にしておきたい具体的な対策
▶ 1. ペットによる汚損・臭いの除去
- フローリングや壁紙の張り替え
- ペット用消臭対応のハウスクリーニング業者の活用
- エアコン洗浄や換気口の清掃
💡内覧時の第一印象が良くなるだけでなく、「告知内容への納得感」も得られやすくなります。
▶ 2. トラブル履歴の有無を整理しておく
- 管理組合からの警告文や注意書きの有無
- 近隣とのトラブルがあった場合、その内容と対応の記録
➡ これらを事前に整理しておくことで、買主・仲介会社との信頼構築につながります。
▶ 3. ペットの一時避難または売却前に飼育終了
- 実家や知人への一時預け
- ペットホテルなどの短期利用
「今は飼っていない」という状況で売却できれば、買主側の心理的抵抗も減りやすくなります。
🧾 告知義務|「正直に伝える」ことが最も重要
ペット不可マンションでペットを飼っていた場合、「重要事項説明書」で必ず記載する義務はありませんが、
売主には「契約不適合責任(民法第562条〜)」が課されています。
黙っていてもバレるケースは多いです:
- 近所の住民からの情報
- ペットの痕跡(におい・抜け毛)
- 管理組合の書面記録
➡ 嘘をついたり、黙って売ることが「得策」ではないのです。
💬 売却時の説明例(柔らかく伝える)
「実は、以前に小型犬を飼っていた時期があります。
ただし、定期的に清掃・消臭を行っており、ペット特有の臭いや汚れは現状ではほとんどありません。
管理規約上は“ペット不可”ですが、実際には数世帯でペット飼育が黙認されていました。」
→ 誠意ある説明が信頼を生みます。
🤝 売却を成功に導くプロの活用
- 不動産会社に“正直に”相談する
- ペット飼育履歴を開示しても売却可能な戦略を立ててもらう
- ペット飼育歴のある中古マンション販売に慣れた業者を選ぶ
📌 業者によっては「リフォーム+売却」「そのまま買取」など、複数の提案をしてくれることもあります。
🧠 よくあるQ&A
Q. ペットを飼っていたことはバレますか?
A. 高確率でバレます。近所の住民、管理人、臭い、室内の痕跡…
→ 先に告知しておいた方が後々のトラブルは回避しやすいです。
Q. ペット飼育が理由で売れなくなった例はある?
A. あります。
特に「猫を5匹飼っていた」「無断で大型犬を飼育」「クレームが残っていた」などは要注意。
Q. リフォームなしで売れますか?
A. 状態と地域によります。
ただし、「リフォーム費用を差し引いた価格」で交渉されることが多いため、部分的な修繕だけでも価値があります。
✅ まとめ|「正直に、丁寧に」が売却成功のカギ
- ペット不可マンションでのペット飼育は、売却時にリスクを伴う
- ただし、正直に開示し、室内を整えることで売却は十分可能
- 嘘や隠蔽は、後のトラブル・損害賠償に繋がる可能性大
- 信頼できる不動産会社・クリーニング業者との連携が成功の鍵
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